テレビやDVD、映画など動画メディアの画面解像度・フレームレートまとめ

テレビのアナログ放送、地上デジタル放送(地デジ)、DVD、Blu-ray、Youtube、映画などさまざまな動画メディアに用いられている画面解像度とフレームレートをまとめました。

テレビ アナログ放送

解像度 : 横 〜350 x480
フレームレート : 30fps(インターレース式)


アナログテレビの解像度は、走査線の本数で表します。

テレビの画面に縦縞の線を何本表示できるかを示すものを水平解像度といいます。数値としては330〜350本くらいでした。

垂直方向は、垂直解像度といって、画面に横縞の線を何本表示できるかを示すものでした。これが480本くらいでした。

アナログテレビのアスペクト比は4:3ですが、水平解像度は640もなくて、330~350本くらいなのです。

他のメディアとの比較のためにアナログテレビの解像度をあえてデジタル風に表現してみると(実際にはそこまでの数値は出ていませんが)

640 x 480(約31万画素)といった感じでしょうか。

今現在から見ると、数字的にはとても低い解像度のように思うけれど、当時はそういうテレビでニュースやドラマ、音楽番組、バラエティ、スポーツなどなんでも充分に楽しむことができていました。

動画の質は、画面解像度ではないんですね。
コンテンツの質です。


参考になる情報

1-1.テレビ①解像度と画面表示 | リックテレコム

青木則夫著『図解 テレビの仕組み 白黒テレビから地上デジタル放送まで』



テレビ 地上デジタル放送(地デジ)

解像度 : 1440 x 1080(約155万画素)
フレームレート : 30fps(インターレース式)


1440 x 1080で送られた信号を1920 x 1080(フルHD)の画面に表示しています。
あまりにはっきり映るので、ニュース番組の女性キャスターなど、化粧がたいへんになったと、嘘か本当かわかりませんが、放送の始まった当時に言われていました。



DVD

解像度 : 720 x 480(約35万画素)
フレームレート : 30fps(29.97fps)


スペックはアナログテレビとそう変わりありませんね。

時代がビデオテープからDVDに移り変わって、少し画質が良くなったなと思った記憶があります。

だけど、レンタルで何度も再生され傷んだビデオテープより、DVDのほうが画質が劣化しにくく、映像を綺麗に見ることができたというだけのことだったのかもしれません。


わずか3つの例ですが、


トム・ハンクス主演『ビッグ』 1988年

マット・デイモン主演『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』 1998年

高橋留美子原作 アニメ『犬夜叉 1』 2001年


手元にあったこれらの DVD-VIDEO を MediaInfo というMacのアプリで調べたところ、どれも

解像度は 720 x 480
フレームレートは 30 fps(29.970 fps)

でした。





Blu-ray

解像度 :
1280 x 720(92万画素)HD
1920 x 1080(約207万画素)フルHD
3840 x 2160(約829万画素)4K


フレームレート :
1280 x 720 / 23.97fps(24fps)
1280 x 720 / 59.94fps(60fps)
1920 x 1080 / 23.97fps(24fps)

1920 x 1080 / 29.97fps(30fps)
3840 x 2160 / 23.97〜59.94fps(24〜60fps)


現在は1920 x 1080の画面解像度が多く用いられています。
2016年には4K Blu-rayも登場しました。
技術の進歩もあって、どんどん画質がよくなっていますね。



Youtube

解像度 :
256 x 144(約3.6万画素) から
3840 x 2160(約829万画素)4Kまで


フレームレート : 24fps 〜 60fps


Youtubeはユーザーの視聴環境、通信速度に合わせて256 x 144から4Kまで自動表示、またはユーザーが選択する画面解像度で表示されます。

フレームレートは60fpsまでサポートされています。



映画

解像度 :
2048 x 1080(約221万画素)2K
4096 x 2160(約885万画素)4K


フレームレート : 24fps (実際には48コマ/秒で上映)


劇場での上映規格(DCI)には、2Kと4Kがあります。
あれだけ大きなスクリーンでも2Kでこと足りるのですね。もちろんプロ用のレンズを使うので高精細なのだと思いますが。

フレームレートはやっぱり映画といえば24fps。ただ、24コマ/秒で映すと人の目にはちらついて見えるので同じコマを2回映写し、24コマ x 2回で48コマ/秒となっています。



最後に

以上、テレビやDVD、映画など動画メディアの画面解像度フレームレートまとめ でした。
参考になりましたら幸いです。


他にも動画関連の記事を書いています。ぜひご覧ください。
MacにAVCHDの個別の動画ファイルを読み込む方法
Macで動画のフレームレートを確認する方法

タイトルとURLをコピーしました